塩川の椅子張り物語 #1

はじめまして、マカロニデザイン初の椅子張り担当として4月から加入しました、塩川です。
「椅子張り」というのはあまりなじみのない言葉かもしれませんが、椅子の座面や背など、身体を受け止める柔らかい部分を専門的に製作する仕事を指します。(布や革をピンと張って仕上げることからそう呼ばれるのでしょう)
マカロニデザインは、収納やテーブルに加え、座り心地の良い椅子やソファも含めたあらゆるオーダー家具を製作する会社として、これまで以上に皆さまのご要望にお応えしていきます!
さて、話は少し横道に入りますが…
旭川からマカロニ最寄りの山手駅近傍に転居して驚いたのは、坂や階段がとても多いということです。
尾辻克彦さん(赤瀬川原平さん)の小説のなかで、主人公が幼い頃に住んでいた港町について
「そこは坂のある町だった。私たちはその坂の上に住んでいて、まわりにはたくさん坂道があった。まるで二階屋か三階屋のような町だった。」
と懐かしむ一節があり、二階屋か三階屋みたいな町ってどんな感じなんだろう…とこれまでは想像をふくらませるばかりでしたが、なるほどこういうことなんだ!という風景が目の前に広がっているのがうれしくて、わくわくしながらあちこち探検するのが最近の日課です。
皆さまも良い一日を!